看護師から一般企業へ

私は看護師を辞めて企業の仕事に転職しましたが、転職を決意した理由の一つに職場の人間関係があります。看護師として働く人は、大学や専門学校の看護科で学んできますが、他の大学等とは異なり同じ学科にいるほぼ全員が看護師になるため、必然的に友人は看護師ばかりになります。就職してからも病院という閉鎖された空間の中で、病棟内の限られたスタッフとの関わりしかないので、看護師には偏った考えの人や一般常識に著しく欠ける人が多いと思います。社会人として、社交辞令や基本的な言葉づかいもできない、自分の機嫌が悪い時は周りの人に当たり散らす、必要以上の噂話や陰口をたたく等、新卒で入った20代前半の私の目から見ても、大人げなくて恥ずかしいと感じてしまう人がたくさんいました。看護師は人の命と向き合う仕事のため、その中で他の仕事では経験できないこともたくさんあり、そういった意味では人として成長できる仕事だと思います。しかし、私は一般社会から見て少しずれている人たちと働くことにストレスを感じ、自分も数年後にはこうなってしまうのかと思うと、看護師の仕事を続けることが不安になり辞めることを意識するようになっていきました。結局私は企業の仕事へ転職しましたが、転職してから看護師の職場のことを改めて客観的にみると、やはり特殊な空間だったなと思います。転職後の職場は医療系の企業のため、元看護師の方がたくさんいます。そういった方に転職理由を聞いてみると、私と同じように病院看護師の人間関係に馴染めると思えなかった、むしろ馴染みたくなかったという人がほとんどでした。一般企業は病院とは違って、様々な職種、他社の人、幅広い年代の方と関われるので、偏った考えを持たずにいられていいなと思います。